おはようございます。埼玉県秩父の出張撮影カマラマン、持田カメラです。
2019年夏に2017年発表になったキヤノンの業務用ビデオカメラ、XF400を購入しました。
一眼レフにはない機動性や解像度の高いことで評判なレンズを搭載しており、なおかつ4K60pが撮影できて、25万円台という、手に届きやすい価格で購入できる（価格変更により23万円ぐらいで購入することが出来ます）ので、えいやあと購入しました。
しかし、バッテリーの持ちが悪かったり（標準のバッテリーで4K60pが1時間半ぐらいしか撮影できない）、グレーディングに必須なLog撮影ができなかったりなどちょっと不便な部分もありましたが、それらのマイナスな部分を解消してくれるようなファームウェアが2020年12月17日、発表されました。
すでに海外のCanonでは発表されていましたが、日本語版はちょっと遅れての発表となりました。
ファームウェア Ver1.0.5.0 更新内容
ファームウエアVersion 1.0.5.0は以下の内容を盛り込んでいます。
詳細な画質設定が可能な「カスタムピクチャー」機能を追加しました。
1.カスタムピクチャー機能のカラーマトリクスパラメーターに「EOS Standard」、「Production Camera」 を追加しました。
https://cweb.canon.jp/drv-upd/dv/xf405-firm.html
2.アサインボタンへの機能割り当てを拡充しました。
3.ズーム中におけるAF精度を改善しました。
4.アドバンストズーム使用時の画質を改善しました。
ファームウェアのバージョンアップ方法については、上記Webサイトを参照してください。
端的に言うと、初期化済みのSDカードにダウンロードしたファームウェアのファイルをコピーして、スロットBに入れて、メニューボタン→ペンチのパーク→４→Firmwareの順で入っていき、ファームウェアのバージョンアップを行います。
ファームウェアのバージョンアップ後は、日付の設定や、各ボタンに機能を割り当てている場合は、リセットされてしまいますので、再びセッティングをする必要があります（BスロットのSDカードに各種の割当情報を記録することが出来ますので、バックアップの意味で記録しておくと良いかもしれません。）
ファームアップ後の操作について
ファームアップ後でも、自動的にカスタムピクチャ機能が有効になっているわけではなく、依然として「Look」が有効になっています。ここで設定が必要になるのですが、
「メニュー」ボタン → 「カメラ」マークの５番目 → 「CP機能」 → ON
で、カスタムピクチャ機能が有効になります。
ワークフローもEOS R系と同じに
EOS Rとの２台体制で撮影する場合、色補正がバラバラになってしまい、ちょっとめんどくさい感じでしたが、これでPremiereでのワークフローも同じになったわけです。
この他にも、EOS Standard（EOSで撮影したような、コントラスト強めのコッテコテな感じ）、Production Camera（テレビ放送と同じ）、WideDR（これまでのXF400と同じ）などに加え、カスタムで２つ、カスタムすることができますが、専門用語（しかも英語）がズラズラっと並んで、よくわかんない感じです。
XF400で撮影+色補正した動画
XF400で撮影した動画です。一部EOS Rで撮影したものも含まれています。
以前のファームウェアのバージョンで撮影したのでLookはWideDR。
ここまで進化したなら、もう１台買っても良い。だけどバッテリーお前だけは許さん。
パナソニックでもLog（V-Log）撮影や大容量バッテリー（5時間ぐらい持つらしい）を搭載した機種が発売となりとても話題になりましたが、XF400でも大容量のバッテリーを発売したりすればグっと売れるようになるだろうなぁ。キヤノンさんお願いしますm(_ _)m
4:2:2 10bit収録も内部記録ができるようになれば（現状では外部レコーダーを使用すれば可能）もっと良くなると思うけど、このカメラにソコまでの性能を求めるものでもないでしょうし、そうしたかったらXF705（70万ぐらいする）を買うでしょう。すげー重たいけど。
【2021.01.04追記】在庫僅少になっています。
Canon XF400は発売からすでに3年が経過しており、ホームビデオ市場を含めモデルサイクルが2年と言われているため、そろそろ後継機の噂が出ても良い頃だと思いますが、デジタル一眼レフよりもニッチな市場のため、検索しても出てきません。買うなら今のうちってことなのかな
【2021.01.28追記】XF505が出るとのウワサも
CanonRumorや、Cameotaなどのブログサイトでは、2020年中に後継機種でもあるXF505が出るとのウワサもありますが、2021年になってしまいましたね(；・∀・)今のところは一眼レフカメラに開発のリソースをそぎたいところなんでしょうか。
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キャンセル料金については、以下のとおりとなります（標準旅行業約款に則っています）。
【2021.07.16追記】2021年8月に新しいカムコーダーが出るかもしれないとの噂
CanonRumours.comの情報によると、2021年8月に新しいカムコーダーが発表されるとの噂です。
4K、1インチセンサーはXF400と同じですが、現在在庫僅少とされるXF705の下位機種とされ、12G-SDIを搭載し、更にはフルサイズのHDMI端子も実装されるとのことです。価格やモデル番号は不明ですが、いずれにしても今年の10月に世界の見本市NAB SHOWが開催されるタイミングでシネマカメラなどの新機種も控えているとされていて、そのあとのタイミング（嵐が過ぎ去ったあとのタイミングで発表となるか）なので、落ち着いてようすを見てみましょう。
はじめまして。
私もXF400を使用しております。
Version 1.0.5.0にファームアップしたせいかどうかはわからないのですが、
ファームアップ後、ズームを使用するとピンがボケるようになってしまいました。
ズームレバーを操作してる（動かしている）ときだけボケて、ズームを止めると、
ピタッと合焦します。（AF使用）
XF400をぶつけたり落としたりしたことは無く、思い当たるとすればファームアップなのですが、
持田カメラ様では、そのような影響はございますでしょうか。
撮影依頼でなく、申し訳ありません。
XF400に関する記事が少なくて、持田カメラ様のサイトを見て、書き込ませていただきました次第です。
よろしくお願いいたします。
はじめまして、コメントありがとうございます。
確かにXF400では、テレ→ワイドへ引くときに合焦しない事象があります。これはファームウェア1.0.4.0で
すでに解消されていますが、まだ完璧とは言えません。
テレから極端なワイドにしない撮影や、ズームスピードやAFスピードを早くして合焦しない時間を作らない撮影をしていますが、カット割りをするなど工夫をしているところです。
私の場合はワイドからテレに寄る際にも起こります。
すりガラスを通したような映像になります。
結局サポートに連絡して修理依頼しました。やはり故障かと思います。
コメントありがとうございました。