【毎年10月第2日曜開催】龍勢祭に行ってきました。

 こんばんは。埼玉県秩父のカメラマン、持田カメラです。

 本日、秩父市吉田地区にあります「椋神社(くじんじゃ。「む」を強く発音します)」例大祭、通称「龍勢祭」に行ってまいりました。

吉田 椋神社|mochidacamera.com|持田寫眞事務所|持田カメラ 埼玉県秩父のカメラマン
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 吉田の椋神社といえば、秩父事件の発起となった舞台でありますが、詳細について書きますと長くなりますのでググっていただきますと助かります(^_^;)

 午前中はパラパラと雨が降っており、あまり写真映えしないだろうなぁと思っていましたが、午後になると晴れ間が見えてまいりましたので、ストックフォトついでに行ってまいりました。

素人が作る「農民ロケット」

龍勢(りゅうせい)の縁起には諸説あるようです。

  • 日本武尊が持っていた鉾から放つ光を模して、氏子たちが神意を慰めた。
  • のろし

などといった説のほかにさまざまありますが、イチから手作りでつくることから「農民ロケット」とも言われおり、また、打ち上がるようすが、龍が天に登る姿に似ていることから「龍勢」と名付けられたとも言われています。

秩父が舞台となったおなじみのアニメ「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」では物語の重要なシーンにこの龍勢が使われたことをきっかけに、ある年はヒロイン役の茅野愛衣さんも龍勢の奉納する際に歌われる「口上」を述べました。

龍勢には火薬製造許可を得た「流派」が吉田地区をはじめ、皆野町や横瀬町からもあり、その数は27。歴史のある流派がみごとな龍勢を飛ばせるよう、日々努力をしています。

2018年3月、「秩父 吉田の龍勢」として国指定重要無形民俗文化財に指定され、今年は平成最後の龍勢ということで、たいへん盛り上がりました。

秩父龍勢祭2018|mochidacamera.com|持田寫眞事務所|持田カメラ 埼玉県秩父のカメラマン
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上の写真のようにロケットが打ち上がったあと、各流派が工夫をこらして煙の色やパラシュート、パラグライダーや旗などをきれいに落下させたら大成功です。

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ロケットの打ち上がる「やぐら」で、打ち上がることなく発破してしまうこともあり、これを「筒っぱね」と言います。

秩父谷に秋の訪れ

日中は汗ばむような陽気でしたが帰りの頃には肌寒くネルシャツや長袖シャツがないと風邪をひいてしまいそうな寒さになってしまいました。

このお祭りが終わると秩父谷にも秋の訪れを感じます。こうなると12月3日の秩父夜祭まで早いものです。今年も持田カメラは平成最後の秩父夜祭の「まつりびと」を追いかけます。

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